たまには個人的な趣向など

おかげさまでバタバタな毎日。ブログのネタをどうしよう?って考えて・・たまにはプライベートなことなどをダラダラと書いてみたくなったので今回は私の好きな音楽について・・そして強引に建築に結びつけようと思います。

私が好きな音楽は「ボサノヴァ」です。更にこだわりがあって、ボサノヴァがブラジルのリオデジャネイロ~イパネマ辺りで生まれた1950年代後半~60年代の、当時のものが大好きです。

ボサノヴァはブラジルの代表的な音楽、サンバを源流として生まれています(諸説ありますが・・)。それに、第一人者であるアントニオ・カルロス・ジョビンの音楽性によってフランス音楽も取り入れられているように感じます。ジャズのジャンルに含まれていることが多くありますが、これは間違っているはずです。ジャズはどの音楽も取り込んでしまいます。

あくまで私感ですが、ボサノヴァは「最小限の方法で最大限の効果を発揮する」ことを突き詰めて考えられていたと思います。そしてその最大限の効果とは当時ボサノヴァを現す代表的な言葉と言われる「愛と微笑みと花(有名なメディテーションという曲の歌詞の一部)」にあると感じます。

つまり、人を愛したり笑顔にしたいという気持ち、花=美しい心の有り様を最も単純なカタチで最も効果的に表現しようとなされていたと思います。例えばメディテーションという曲では、最初は変調で曲が進みます。そして途中から長調に転換します。歌詞の内容は一人の人が夢を見てそれに破れ、やがてその傷が癒えて強くなっていく・・という流れです(恋愛を夢見て、失恋し、やがて新しい恋を見つけて・・という感じです)。変調することのみでおこなわれる表現方法は、この曲においては変なバックオーケストラをいれるよりギター一本でのみ表現する方が効果を発揮します(あくまで私感です!)。自分はそんな感じの、一貫してる初期のボサノヴァの曲たちがこよなく大好きなのです(ジョビンのルック・ツー・ザ・スカイやブラジルとか、メネスカルの小舟とか・・もう至宝です!)。

・・で、むりやり建築に結びつけると・・住宅のデザインも個人的には「ミニマリズム」と言われる、いわゆる形態や色彩を最小限度まで突き詰めたものが好きです。そして住宅デザインの最大限の効果とは?と考えた時、やはりボサノヴァと共通するものに結びつくのです(本当にあくまで私観です。)。とてもシンプルだけど、何か暖かいものに包まれて暮らしている気がする・・といった感じです。

・・そして今回のテーマで大切なことは写真を使えばもっと見やすくスッキリするけど肖像権が怖いテーマじゃん!って今気がついた、という事でした。シンプル!ハッスル!